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ガーデニング魔王


1: 2014/10/20(月) 22:17:32.67

魔王「何?魔族の世界をつくろうだと?」

魔王「そんな事する暇があるなら庭の植物達の世話をするわ」

兵士長「しかし魔王様…そんな事している場合ではなくて…」

魔王「『そんな事』だと?!」ガタッ

魔王「知っているか?年々多くの草木が激減しているのだ!」

魔王「我々生ける者達は皆、多くの木々や草花によって生かされているのだぞ!!」

魔王「いや、他にも生かしてくれている物があるのを理解しているし悪く言うつもりはない…」

魔王「だが植物だって欠かさぬ物だというのは確かだ!!」

魔王「そうだろう?」

兵士長「は、はぁ…」

魔王「例えば野菜や果物などの作物……食料として役に立っているし他にも…」ブツブツ




メイド「止めないのですか?」

側近「止めても話が長引くだけですよ、何も知らない新人が来るといつもこうです」

側近「誰なのでしょうね、こんなヒト魔王にしたのは」

 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413811042




2: 2014/10/20(月) 22:37:50.41

魔王「~♪」チョロロロ

側近「今日も草花のお世話に精が出てますね」

魔王「当然だ」

魔王「こっちが頑張れば頑張るほど相手も応えてくれるのだからな!!」キラキラ

側近「魔王なのに表情が生に満ち溢れている…」

魔王「彼らを見ていると私も自然と頬が緩むのだよ」

側近「絶対生まれるところを間違えてますよね…」

魔王「最初から私は植物達に囲まれて生まれ育ってきたぞ?」

側近「精霊族から魔王が出たという異例も異例でしたからね」

魔王「どうして自分がなかったか未だに分からないが?」

側近「それは魔王になるだけの素質を秘めていたからでしょう」

魔王「素質なんかいらないから、草木と会話できる能力がほしかった…」

側近「いやいやいやいや…」




3: 2014/10/20(月) 22:58:11.19

側近「あ、そういえば今日、勇者16号がこちらへ来るそうです」

魔王「はぁ~また相手にしないといけないのか」

魔王「そっちで処理しておいてくれない?今から庭オブジェを自作しようと思ってたのに…」

側近「なるべく対処しますがなにせ勇者ですからそう簡単には…」

勇者16「魔王!どこだ!?」

側近「もう進入していたようですね」

魔王「早いな…」

側近「これはもしかすると初めて魔王様の本気で戦う場面を見られるのですね!?」

側近「隠れてその様子を拝見しなくては…」コソコソ

魔王「おい…それは独り言を言ってるつもりか?丸聞こえだぞ…」

側近「思ったことを何でも口に出してしまう性格ですので」

魔王「ある意味とんでもない性格だよな…」

勇者16「お前が魔王か!?」ガサガサ

魔王「!?」





4: 2014/10/20(月) 23:20:43.57

勇者16「魔王にはあまり見えないが覚悟しろ!!」グシャグシャ

魔王「…今、何をした?」

勇者16「は?まだ何もしては…」

魔王「今、お前が踏みつけているのは何だ?!」

勇者16「えっと…草?」

魔王「勇者の分際で植物を愛する気持ちもないのか!!」ズゴゴゴゴ

勇者16「いやちょ…この魔力はやべぇ…」

魔王「生きている者として恥を知れぇぇぇぇぇ!!!!」バシュゥゥゥゥン!!

勇者16「何だそりゃ!?ぎょべぇ?!」ブチュン!!

肉片16「」チーン

魔王「あぁ…しっかりしろ…今治してやるからな」ソッ

側近「確かに力は魔王として申し分ないけど倒す動機がメチャクチャです…」

魔王「どうしてこんなひどい事をするんだろうな……なぁ?」

側近「えっと…そうですね」

僧侶「きっと勇者16号は何があったか分からないまま氏んだのでしょうが…」




5: 2014/10/20(月) 23:40:17.89

魔王「側近ー」

側近「何でしょう?」

魔王「ちょっと人間界のホームセンター行ってくる」トコトコ

側近「お待ちなさい」ガシッ

魔王「どうした?」

側近「何を近所のコンビニ行ってくるみたいなノリで行こうとしているのですか?!」

魔王「いやぁそろそろ肥料が尽きそうでな」

魔王「皆待っているのだよ」

側近「いやいやいや、聞きたいのはそれではありません…」

側近「わざわざ人間界に行って買ってこなくていいでしょう!?」

魔王「知らないのか?人間界の肥料のほうが良質でよく育つのだ」

魔王「買いに行くのは苦労するが皆のためなのだ」キリッ

側近「そっちを気にするぐらいなら城の兵士達を気遣ってあげてください!!」

魔王「偶然私は人間と外見が同じだし気づかれないからいいだろう?いってきまーす」

側近「だからそういう問題じゃ…お待ちなさい!?」




8: 2014/10/21(火) 22:00:12.52

魔王「うーむ…さすが人間界はすごいな…」

魔王「魔界にない物が何でもそろっている」

魔王「む?この庭用オブジェなかなかいけているな」

魔王「禍々しい物ばかりの魔界とは大違いだ」

魔王「むむ!?この園芸用はさみは非常に使いやすそうではないか!!」

魔王「なんと!!今なら苗がすべて半額とな!?これは買いだな!!」

魔王「おっと、当初の目的である肥料のコーナーはどこだ?」キョロキョロ

ドンッ

少女「あっ」ドサッ

魔王「む、すまない」グイッ

少女「ありがと、こっちもよそ見してたから気にしないでー」パンパン

魔王「そうか…ところで肥料はどこに置いているか分かるか?」

少女「肥料?だったらこっちだよー」

魔王「案内してくれるのか?すまないな」




9: 2014/10/21(火) 22:21:59.17

少女「ここだよー」

魔王「おぉぉぉぉぉ!?何という種類だ!!」

少女「ここ全世界で一番種類が豊富なお店だしね、あたし常連なんだぁ」

魔王「ふむ、これは私も常連になるかもしれんな」

魔王「しかしこれだけ多いと選ぶのに困るな…」

少女「どういう肥料がいるの?」

魔王「うむ、今回は固形の物を買いに来たのだが」

少女「野菜とかじゃなくて普通のお花とか?」

魔王「そうだ」

魔王「一応、野菜・果物もあるが今ほしいのはそれだな」

少女「じゃあこれがおすすめかなぁ、全栄養をバランスよく与えられるよ」ピッ

魔王「ほう?お前にも知識があるのか?」

少女「うちがお花屋さんだしねー」

少女「自然と覚えるんだよ」

魔王「ならばお主を信用してお薦めのやつを買うとしよう」

少女「えへへー」





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